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部長:細川 哲
受付時間 午前 8:40〜11:00 午後 13:20〜15:00

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当院整形外科では専門の5名の医師により診療を行っています。外来では整形外科全般を扱っていますが、特に以下の分野を重点的に診療しています。
【腰椎疾患】
整形外科を受診する患者さんの中では腰痛を主訴として来院する人の数が最も多いといわれています。以下に腰椎の代表的疾患と当院で行っている低侵襲な手術法についてご紹介します。  当科では全ての脊椎脊髄手術をZEISS社製手術用顕微鏡下に行っています。手術用顕微鏡では明るく拡大された三次元的視野が得られるため、繊細さが必要とされる脊椎脊髄手術であっても安全に手術が出来るのが特徴です。

【腰椎椎間板ヘルニア】
椎間板から髄核が飛び出して神経にあたり腰痛、おしりや足に痛みが出る状態です。(写真1)さらに進むと足の力が落ちたり非常に大きなヘルニアでは排便や排尿の障害が出ることがあります。治療は保存療法が第一ですが、無効な場合はチューブ状のレトラクターと顕微鏡を使って小さい侵襲でヘルニア腫瘤を摘出するMicro discectomyを行っています(写真2)。傷はほぼ500円玉の直径くらいの小さな傷です (写真3)。翌日から歩行でき、早ければ一週間で退院できます。

( ※写真1 椎間板ヘルニアによる神経根の圧迫がMRIでよく描写されます。)

( ※写真2 チューブ状のレトラクターを用い小さな皮切で手術を行います。)

( ※写真3 顕微鏡を用いヘルニアでは500円玉の直径ほどの皮切で手術できます。)

【腰部脊柱管狭窄症】
腰椎における神経組織を入れる空間(脊柱管)が何らかの原因で狭小化し神経組織が圧迫され発症する疾患です。最近では司会者のみのもんたさんがこの疾患で手術されました。一般的には長い間立って作業したり、歩いたりすると足に痛みやだるさが出ますが、いったん腰をおろしたりしゃがむと楽になるのが特徴です。初期は薬やリハビリにて改善しますが、効果ない場合は部分椎弓切除術と呼ばれる方法で圧迫のある部位の靭帯と骨を削ります。最近ではこの手術にも顕微鏡を用い小さな皮切で手術可能です。
【腰椎変性すべり症】
症状のない方もいらっしゃいますが、前屈して椎間板が開き、歩行時に足がしびれる方は手術適応です。手術は背骨の後ろ側よりねじを入れて骨の間にスペーサーと移植骨をおいて椎骨どうしをくっつけてしまいます(下写真)。この方法が開発されてから離床が随分早くなりました。かつては固定術をすると1カ月くらいはベッド上で過ごすことが多く、そうしないと骨が癒合しないといわれていました。今では2-3日で離床できます。侵襲はやや大きいですが得るものも大きい手術です。

( ※ 金属のねじ等を用い腰椎を固定した後は術後2〜3日より離床できます。)

【骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折】
骨粗鬆症になると脊椎の骨折を起こしてきます。骨折に対して通常は安静、鎮痛剤投与等を行いますが、椎体の不安定性と腰部の痛みが残り日常生活に支障が出る場合には潰れた椎体に人工の骨を注入して補強する方法を行います(下写真)。この方法は局所麻酔下に行なうことができます。

椎体形成術
( ※ 潰れた椎体に人工の骨を充てんして安定化を図ります。局所麻酔下に低侵襲で行えます。)


【膝】
近年膝痛に悩んでいる方は増加しています。その中で病院にかかっても良くならず、コンドロイチンやヒアルロン酸などのサプリメントに飛びつく方が増加しています。残念ながらそれでは根本的な解決にはなりません。当科では年齢を問わず、膝関節全般の治療への対応が可能です。まず診断が大事で、それにより一番いい治療方法を検討します。よくある病名として、膝半月板損傷(ひざはんげつばんそんしょう)や、変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)があります。外来での治療で良くならない場合は積極的に手術を行っています。

【 平成20年 の主な手術件数 】 関節鏡視下半月板切除あるいは滑膜切除術
鏡視下前十字靱帯再建術
高位脛骨骨切り術
人工膝関節置換術
152例
8例
18例
42例

【 平成21年 の主な手術件数 】
関節鏡視下半月板切除あるいは滑膜切除術
鏡視下前十字靱帯再建術
高位脛骨骨切り術
人工膝関節置換術
120例
8例
27例
70例


高齢化社会の中で特に人工関節のニーズが増しているようです。手術後は理学療法士5名によるリハビリが行われます。その熱心さに満足頂けると思います。


【* 変形性膝関節症について *】

色々な原因が元でクッションがすり減り、さらに骨が変形し痛みを生じます。運動痛や可動域制限を生じると生活レベルが低下し、杖などが必要となります。誰もがなり得る病気(特に女性)で40〜50才頃から始まります。症状が無くても60才以上では80%に何らかの変化あるとも言われており、高齢者の殆どの方がこの病気にかかっております。症状を伴って悩む日本人が約1000万人とも言われ、高齢化社会で増加の一途をたどっています。 治療としては、いわゆる痛み止めの消炎鎮痛剤内服、湿布、足底板やサポーターなどの装具、関節注射、リハビリ等の保存的治療から、状況に応じて観血的治療、手術が行われます。手術は状態が軽い場合半月板切除術、中ぐらいであれば骨切り術、そして進行していれば人工関節置換術が行われます。

( 右膝正面のレントゲン )
右二枚ほど進行してくると手術がやはり最良のようです。



【* 半月板について *】

年齢問わず、よくあるのがお膝のクッションである半月板損傷があります。若い方ではスポーツや事故などで受傷、あるいは生まれつき半月板の形状が悪くて自然と損傷されることがあります。女性は40〜50才頃から半月板が損傷されやすくなり、突然の膝痛や水が貯まったり、捻ったりすると症状が出現したりします。半月板自体は切れても痛くないのですが、それがひっかかり、骨の周りの軟骨というクッションを刺激し始めると症状が出現します。 半月板切除術は30分程度で行われ、翌日から歩行訓練を行い、一週間後での退院予定です。

切れた半月板を部分的に切除している写真です。

関節内視鏡での写真を示しますが、左が正常な関節内のクッションで、(中央の写真)半月板が切れて引っかかりやすくなっている写真です。そして右の写真は、軟骨まで傷が入っている状態で、色も黄色みがかってきます。こういったクッションの状態はレントゲンではわかりません。診察とMRIにて予測をたてますが、必要により関節内視鏡を入れて診断します。


【* 骨切り術について *】

高位脛骨骨切り術は脚のO脚を矯正する手術で、体重が乗る支点を内側から外側に移します。骨を切るため、骨がくっつくまでに痛みと時間を要しますが、自分の骨ですから体に馴染みやすく、膝が悪くても正座を必要とする方には落ち着いたら正座の訓練も行っていきます。手術後一週間から歩行訓練を開始し、術後6週間での退院を目指します。



【* 人工関節について *】

もっと膝が悪い方には人工関節という新たな関節をつくります。関節全体が悪い方にはほぼ全部を人工の物にしますが、内側の関節だけが悪い方や、さらには内科的に問題がある方、ご高齢の方には部分的な人工関節とします。手術前に内科的な問題を解決し、可能であれば自分の血液をあらかじめ貯め、手術後の出血に備えます。手術前に2週間準備期間があり、そして手術後4週間での退院を目指します。傷は約12cmで、以前よりも目立たなくなっております。膝の曲がりの角度は全国平均が120°前後ですが、当科は平均131°で、中には正座が可能となる方もいます。

全置換術

部分置換術


【* 膝前十字靱帯について *】

鏡視下前十字靱帯再建術では自分の膝下にある膝蓋腱を骨をくっつけながら移植し、スクリューで強固に固定、術後一週間で自由に歩行可能、3〜4週間の退院を目指します。最初は硬めの装具固定、術後6〜8週で柔らかめの装具に変更し、術後4ヶ月で装具除去。リハビリ次第ではその頃からランニングなどの運動が可能となります。スポーツ復帰には軽めで6ヶ月、完全には10〜12ヶ月から可能になるようなリハビリを勧めていきます。
靱帯再建術は様々な方法がありますが、当院での方法は強い靱帯を両端でしっかり固定していくため、スポーツや重労働などへ早期復帰を目指す方にはお勧めの方法と考えております。ただし早期復帰には十分なリハビリが必要です。






【 肩関節の疾患 】
ある日突然肩が痛くなり、挙げることが出来なくなることがあります。それを俗に言われる五十肩で片付けてはいけません。五十肩は肩関節周囲炎という、肩の周りでの炎症の総称であり、中には肩の腱板というスジが切れていたり、石灰が沈着していたりすることがあります。当科ではまず痛みの原因を探るため、レントゲン、MRI、超音波などの検査を行います。治療はいわゆる痛み止めの飲み薬や湿布、必要に応じて注射でよいのですが、肩が固まって少ししか挙がらない、拘縮という段階になるとなかなか治りません。治療に難渋する場合や、スジが切れている場合は手術を行います。近年では内視鏡での手術が行われ、大きく切らなくて済むようになりました。手術後はじっくりリハビリを進めていきます。


【 手の疾患 】
手は狭い領域の中に骨、神経、血管、腱、筋肉などがあり手術に際しては他の部位に比べはるかに細かい操作が要求されます。手の骨折では少しの曲がりでも指が変形して見えたり、指の曲がりが悪くなってしまします。また、骨折後の固定期間が長くなると腱が周りの組織と癒着して指の曲がりや伸びが悪くなります。このため治療に当たっては専門的な知識が必要な部位です。

【 手根管症候群 】
手関節部分にて正中神経が圧迫され手の母指〜環指にしびれを起こしてくる疾患です。治療は薬、注射等がありますが、効果がない場合は手術を行います。当科では手関節部の約1cmの皮切で内視鏡下に手術しており(下写真)、従来の方法に比べかなり侵襲が少なくなっています。

( ※ 内視鏡でみた横手根靭帯と切離後の靭帯。)

【手・上肢・肩】
上肢・肩の外科では肩関節の肩板断裂に対して鏡視下手術の導入を行い、鏡視下の肩峰下除圧術を行っています。上腕骨近位端骨折に対してはlocking plateや髄内釘を用い、早期リハビリ、早期退院を目指しています。また、手根管症候群に対しては内視鏡下に手根管開放術を行い、わずか1cm程の傷で治療可能であり患者さんへの侵襲が軽減しています。
【 骨粗鬆症 】
骨粗鬆症に対しては特殊外来を設け最新型の骨密度測定装置による検査、服薬指導を行っています。また、希望者には最新の骨粗鬆症の治療薬の治験も行っています。

整形外科部長
細川 哲
ほそかわ あきら
専門分野/脊椎外科、上肢外科
日本整形外科学会専門医
日本脊椎脊髄病学会認定医
整形外科医師
菊池 克彦
きくち かつひこ
専門分野/脊椎外科、上肢外科
日本整形外科学会専門医
日本脊椎脊髄病学会認定医
整形外科医師
楊 昌憲
よう よしのり
専門分野/膝・関節外科
日本整形外科学会専門医
整形外科医師
山本 俊策
やまもと しゅんさく
専門分野/関節外科、外傷
日本整形外科学会専門医
整形外科医師
深川 真吾
ふかがわ しんご
専門分野/関節外科・外傷
日本整形外科学会専門医


診療受付時間
午前
8:40〜11:00

細川 哲
(脊椎・上肢)

菊池 克彦
(脊椎・上肢)

山本 俊策
(関節外科・外傷)

楊 昌憲
(膝・関節外科)

山本 俊策
(関節外科・外傷)

深川 真吾
(関節外科・外傷)

細川 哲
(脊椎・上肢)

菊池 克彦
(脊椎・上肢)

楊 昌憲
(膝・関節外科)

(新患
・予約再来のみ)

細川 哲
(脊椎・上肢)

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(脊椎・上肢)

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(関節外科・外傷)

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(膝・関節外科)

山本 俊策
(関節外科・外傷)

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(関節外科・外傷)

午後
13:20〜15:00

総回診

手術 検査日 手術 手術
※初診の方は健康保険証を必ず持参下さい


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